今江監督が1年で解任? 楽天の根本的問題とは…本当の意味でのGMが球団内にいるのか

1日のロッテ戦に敗れて楽天の4位が確定すると、翌日のスポーツ紙には一斉に、「今江監督、来季白紙」の文字が躍った。
就任1年目の今江敏晃監督(41)は2年契約の1年目。さすがに、たった1年で解任はないだろう、というのが普通の感覚かもしれないが、そこはあの楽天である。2005年の球団創設以来、計10人の監督が指揮を執ったが、そのうち初代の田尾安志、ブラウン、大久保博元、平石洋介、三木肇の5監督が1年で退任しているのだ。
2013年の日本一の後は、11年間でBクラス8回と低迷が続く。コロコロとトップの首をすげ替える球団のこらえ性のなさがその一因、という意見もあるだろう。
ただ、どういう事情があるにせよ、監督は結果がすべてだ。優勝を逃せば、クビになっても文句は言えない、というのが私の考えである。実際、1998年に横浜ベイスターズ監督就任1年目で38年ぶりのリーグ優勝、日本一の歓喜を味わった私も、翌年から2年連続3位に終わると、球団から「ご苦労さまでした」と肩を叩かれた。優勝を逃したとはいえ、在任3年間で一度も負け越しはなかったものの
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り638文字/全文1,120文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】