著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

有働アナ「NEWS ZERO」MC就任で夜のニュース勢力図が激変

公開日: 更新日:

 NHKを電撃退局後、2カ月の“休養期間”を経て新生・有働由美子が帰ってきた。まず5月29日放送「マツコ、昨日死んだってよ。」(テレビ東京系)のナレーションを務めて声をお披露目。次に6月2日「開局65年記念番組 日本テレビ+ルーヴル美術館『その顔が見たい!』」ではルーブル美術館をはじめフランスのリポーターを務めた。

 退職する際は「ジャーナリストになりたい」と語ったので、どんなジャーナリストぶりかと期待したのだが、「世界ふしぎ発見!」(TBS系)のミステリーハンターとやっていることは変わらない感じ。これじゃただのご褒美番組かと思っていたら「NEWS ZERO」のメインキャスターに就任の報。日テレが有働にご褒美をあげる理由がわかった。そんなわけで有働の参戦により、10月から夜のニュース戦争が面白くなる。さぞや他局も戦々恐々だろう。

 有働参戦で夜の勢力図がどう変わるか勝手に論じたい。

■古巣のNHKは駆逐され

 最初に有働の古巣NHKの「ニュースチェック11」。“お休み前にニュースをサクッと”とかなんとか、軽いノリでやる意味がわからない。メインの青井実のチャラさが耐え難い。おまけに4月から水曜日にAIアナウンサーのヨミ子(ってこれコップのフチ子さんじゃないの!?)を起用。画面下のツイッターのウザさも含め、NHKの迷走ぶりに呆れるばかり。有働に駆逐される。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド