後輩は尊敬も…沢田研二「80歳まで」に浴びせられる冷や水
実際のところ、沢田がドタキャンした、さいたまスーパーアリーナ公演は約7000人集まった観客の多くがイベンターが集めた無料招待の分だったという情報もある。「勝手にしやがれ」「時の過ぎゆくままに」「カサブランカ・ダンディ」など、大ヒット曲を何曲も持っていながら、それにあぐらをかいてサービス不足だったり、若いファンの獲得に乗り出すといった努力をしてこなかった自業自得のツケが噴出したとみるべきだろう。芸能プロデューサーの野島茂朗氏はこう言う。
「日本の音楽シーンには、沢田さんをリスペクトする後輩が何人もいます。『B’z』の稲葉浩志さんは『勝手にしやがれ』をカバーしていますし、ロックバンド『黒夢』の清春さんは沢田さんの絶頂期をコスプレしたような衣装と振り付けで、沢田さんのようにステージでたばこをふかしています。『BUCK―TICK』の櫻井敦司さんら、沢田さんの影響を受けたと公言するアーティストとコラボをしたり、一緒にライブをなさったら、盛り上がるでしょうにもったいない」
前出のたけしは「またタイガースでやってほしいな。岸部一徳のベースで」とコメントしていたが、「ザ・タイガース」は2013年に再結成し全国ツアーを行っている。グループサウンズの「ザ・ワイルドワンズ」は今も現役で人気である。かつての仲間と再び手を組んで集客アップするのも手だてのひとつだろう。