フジ「QUEEN」は苦戦中 竹内結子に課せられた“ウラの使命”

公開日: 更新日:

 前出の桧山氏がこう言う。

「そもそも竹内結子は、代表作の『ランチの女王』にしろ『ストロベリーナイト』にしろ、男性だらけの中で紅一点、それでも女性視聴者から嫌われないヒロインを演じたら光る女優さん。それは良くも悪くも米倉涼子のような絶対的主役ではなく、むしろ、周囲との掛け合わせで存在感を発揮するタイプなので、今作でいえば、水川や斉藤由貴中川大志だけでなく同僚の数を増やし、バラエティーに富んだキャラクターを用意した方が視聴者の関心も集められたように思います。もったいないですね」

 お台場の会議室からも目論みが外れたというため息が聞こえてくる。というのも、同枠の4月期クールは竹内の代表作で映画化もされた「ストロベリーナイト」のリブートを放送する予定だというのだ。

「同作は竹内と西島秀俊がコンビを組んだ刑事ドラマだったが、新作では二階堂ふみ亀梨和也がキャスティングされている。フジは竹内が『ストロベリーナイト』以来の連ドラ主演を張った『QUEEN』で視聴率を取り、いい流れをそのままに春のリブート版の番宣や話題づくりにつなげたいはず。このまま低視聴率が続けばその目論見が外れるというわけです」(民放キー局関係者)

 中盤戦、巻き返しなるか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり