著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

社長の本物志向が浸透 小栗旬は「トライストーン」で開花

公開日: 更新日:

「女優の性格から生理日まで把握していた。そこまで理解していないと意思疎通は図れない。24時間、女優のためなら駆けつける。そんな覚悟でやっていました」

 名俳優に名マネジャーありといわれるゆえんである。いかにお互いを理解できる関係を構築するかが、俳優・事務所の成否を左右する世界でもある。

 1993年に創設された「トライストーン・エンタテイメント」は新たな形の事務所として業界内からも注目されていた。社長は映画プロデューサー・山本又一朗氏。若き日のハリウッドのプロデューサーとの出会いをきっかけに映画製作の道に進んだ。ドラマ「子連れ狼」や映画版「ベルサイユのばら」など数々の作品の企画から制作を担当した名プロデューサーである。その延長で自ら俳優を育てようと立ち上げた。経営方針も、「本物志向のマネージメントをモットーに、俳優やミュージシャンを育てる」とうたっている。

「芸能界はプロの集まり。本物は当たり前なのに、あえて本物志向と力説するのは、今の芸能界にある種の警鐘を鳴らしているようにも聞こえた」(某芸能プロ幹部)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末