平成で一大ブームに「イカ天」出演バンドの“出世頭”は?

公開日: 更新日:

 平成の芸能界で巻き起こったのが、1989年2月11日にスタートしたTBS系の音楽オーディション番組「三宅裕司のいかすバンド天国」が火を付けた「イカ天ブーム」だった。

 メジャーデビュー前のインディーズバンドによる対戦番組。毎週選ばれた「イカ天キング」が前週のキングと対戦。5週連続で勝ち抜くと「グランドイカ天キング」となり、メジャーデビューが約束されていた。

「『グランドキング』となったのは、ファンクバンド・FLYING KIDS、アコースティックバンド・BEGIN、たまら。個性派バンドのカブキロックスはキングになれなかったが、メジャーデビューを果たした」(レコード会社関係者)

 89年の新語・流行語大賞の流行語部門・大衆賞を「イカ天」が受賞。爆発的な人気となったが、徐々にバンドブームが衰退。90年12月29日の放送でその歴史に幕を閉じた。

「番組には800組以上のバンドが出場したが、さすがに、大半のバンドが解散などですでに活動していない。出場バンドの中で一番の出世頭は、北海道から上京したばかりの90年11月に出場していたGLAY。勝ち抜けなかったものの、94年にメジャーデビューし、たちまち大ブレークを果たしました」(音楽関係者)

 音楽業界は平成の30年間で激変。今やアーティストやバンドはYouTubeなどで自己発信してデビュー。

 時代はどんどん変わっている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり