34年ぶりリメーク「ヤヌスの鏡」は周到なダサさが成功の鍵
6月14日、懐かしの名作「ヤヌスの鏡」が突如インターネットのトレンドワードに躍り出た。
1981~82年に週刊セブンティーンで連載された人気漫画(宮脇明子著)で、85年に当時アイドルだった杉浦幸主演でドラマ化。10代、20代から絶大な支持を得た。
そんな昭和ドラマが令和元年にトレンドワード入りしたワケは、34年ぶりのリメークが発表されたから。フジテレビの動画配信サービスFODで8月から配信予定だ。
今回のリメークで、厳格な家庭に育った真面目な高校生・裕美と、不良少女の別人格・ユミの二役を演じるのは、女優の桜井日奈子(22)。2018年の映画「ういらぶ。」に主演、「いい部屋ネット」や「コスモステーション」のCMなどでもお馴染みだ。
85年の放送をリアルタイムで見たドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏が言う。
「天真爛漫でピュアなイメージの桜井さんが、裕美とユミが持つ“影”をどんなふうに表現してくれるのか、楽しみです。他に気になるのは、ユミを崇拝し、慕い続ける“たっちん”役を誰が演じるのか。オリジナルキャストは当時ブレークダンスで一世を風靡した風見しんごさんでした。唐突に街中で意味なく踊り出すあの映像は今も目に焼き付いています」