“芸人”ビートたけしが離婚をジョークに変えて一体何が悪い
これまでもらったお小遣いを合算し、全部持っていかれたという“意識”があっても仕方ないし、それをあえて笑いを交えて“ケムに巻いた”格好なのだ。
僕は、離婚の報道直後にフジテレビの情報番組「バイキング」に出演したが、その時にゲストコメンテーターとして東国原英夫も出演していた。
廊下で顔を合わせて挨拶した際に「今日は、東さんが主役ですね。たけしさんのネタは一番詳しいでしょう」と声をかけたところ、「困ってるんですよ。まったくしゃべれないんです」という返事だった。どうやら東国原やたけし軍団の面々に対し、箝口令が敷かれていたらしかった。師匠であるたけしから「話はするな」と指示されていたらしい。
とはいえ、生放送の番組で司会者の坂上忍から散々質問されていた。そのたびに「何も言えない」と口にしながら、その場を笑いに包む話術はさすがだった。坂上の追及に「(顔に)モザイクか何か入れて」と切り返してみたり、それでも突っ込まれると、「トイレ行ってきまーす」と席を立つしぐさを見せたりして何度も笑いを誘う。