石原さとみ「Heaven?」の“キャラ変”失敗で若者ソッポか

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 一方、“個人視聴率”を見ると、“主婦”や“大学生”は、この5作の中では、「アンナチュラル」がトップ。しかし“U―19”の若者には、恋愛がテーマとなっていた「5→9」が後の4作の1.4倍ほどで、もっとも人気があった。“小中学生”も同じ傾向があるという。「やはり胸キュンな恋愛路線は、若者に刺さる物語で、『可愛い』『ひたむき』キャラの石原さとみに多くの支持が集まっていた」と分析している。

 アイドル研究家で若手女優にも詳しい北川昌弘氏は「数字が悪いとすべての責任が主演女優にあるかのように考える風潮はどうかなと思いますが」と前置きした上でこう話す。

「石原さんは、昨今、難しいといわれる“恋愛モノ”で実績を残した後、“キャリア女性”を演じた『アンナチュラル』でも評価され、視聴率的にも成功しました。着実に役の幅を広げていて、安定感は抜群だと思います。しかし、『Heaven?』に関しては、バブル時代ならいざ知らず、今どきの話にしては、少々設定がとっぴすぎて、感情移入しづらい。その前の『高嶺の花』も華道界の話を連ドラで見せるという設定に無理があったと思います」

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