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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

ハッタリを凌駕した「矢沢永吉」の熱く挑戦的な人間性

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「カッコつけてた。後引けなくなっちゃったんだよね」(矢沢永吉日本テレビ「嵐にしやがれ」8月31日放送)

 矢沢永吉(69)は1972年、ロックバンド・CAROLのメンバーとして「リブ・ヤング!」(フジテレビ)に「テレビ出て一発かましたら、なんとかなるって思ってたから」と出演。一気にブレークを果たした。

 そんな矢沢が、かつてテレビの音楽番組への出演を拒否していた理由について、率直に語った答えが今週の言葉だ。

「当時はすいませんでした」とちゃめっ気たっぷりに謝罪。「1にハッタリ、2にハッタリだった」と振り返り、「矢沢永吉を張ってると疲れるわけ」と本音を漏らした。

 どうしても矢沢のインタビューというと、その絶大な人間的な魅力から、人間性に焦点を当てたものになりがちだ。しかし、8月25日放送の「関ジャム 完全燃SHOW」(テレビ朝日)では違った。音楽バラエティー番組らしく、専門的な部分について矢沢に質問をぶつけていた。

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