クロちゃんは視聴者に軽蔑と憧れの感情を起こさせる怪物
テレビの中では好き勝手に行動しているだけのように見えるクロちゃんだが、そんな彼が何かにつけて話題になり、面白がられているのは事実だ。
彼の強みは、人として裏表が一切なく、欲望に忠実であることだ。他人にどう見られるかという視点が欠落しているので、カメラが回っていてもお構いなしにのびのびと行動することができる。
そんなクロちゃんを見ながら、視聴者は軽蔑と憧れの入り交じった複雑な感情を抱くことになる。やっていることは人として最低だが、そこまで他人の目を気にせずに生きていられるのはうらやましい、というふうにも思えてくるのだ。
最低ゆえに最強。クロちゃんの暴走は今年も止まりそうにない。