テラハ問題で木村花さん母が告発 フジ“ヤラセ教唆”の罪深さ
「(番組は)出演者の人生よりも視聴率を優先したのが全て」
フジテレビ系「テラスハウス」での誹謗中傷を浴びて死去したプロレスラー木村花さん(享年22)の母・響子さん(43)は週刊文春に続いて共同通信の取材に応じてそう言い、頬かむりをしているフジ幹部に対し「真摯に向き合ってほしい」と訴えた。
SNS炎上のきっかけになった「コスチューム事件」について、花さんは亡くなる8日前、男性共演者をビンタしろとスタッフに煽られ、悩んだ末に相手の帽子をはたいたことを響子さんに打ち明けていたそうで、フジの大多亮常務が「そのような事実は出ていない」と否定していることに響子さんはこう反論した。
「パワハラをする側の論理と同じだと思う。明確な指示がなかったとしても、出演者と制作側は対等ではない。立場の弱い22歳の子が反論できる状況だったといえるのでしょうか」
響子さんはさらに朝日や毎日などの取材に次々に応じ、撮影で花さんが涙を流し、過呼吸気味になってもカメラを回され続けたことなど追い詰められ、悩んでいたことを明らかにし、「視聴者の誹謗中傷を誘う作りだったと認めて」と繰り返した。