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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

“兵役逃れ”は大罪…国籍放棄で国外追放されたアイドルも

公開日: 更新日:

「江南スタイル」PSYは不正で再入隊

 韓国で許されないことの一つに“兵役逃れ”がある。例えば、過去には人気韓流スターのソン・スンホンも兵役逃れがバレて国民から批判を受け、慌てて入隊した。賢明な判断だったと思う。

「江南スタイル」が世界的にヒットした歌手のPSY(サイ)もお灸を据えられた。兵役特例で企業に勤務していたが、後に不正な勤務だったことが発覚。兵務庁の命令でなんと再入隊となった。後にPSYは「軍隊に2度も入隊した伝説の男」となり、ネタにしている。

 こうした笑い話にできないのが、元祖K―POPアイドルのユ・スンジュンだ。90年代に韓国で圧倒的な人気を誇り、一世を風靡したが、2002年に兵役逃れの烙印を押されて国外追放。これはかなりの衝撃だった。

 そもそも「軍隊に入る」と言っていたのに、入隊の3カ月前に韓国国籍を放棄したのが問題だった。アメリカ市民権を取得し、まさかの兵役免除。あまりにも国民をバカにした裏切り行為に違いない。こうした行動に国民の批判が殺到。兵役逃れと認められ、入国禁止措置となる。もう18年前のことだ。親戚の葬儀で1度だけ入国できたが、今もユ・スンジュンは韓国の地を踏めずにいる。

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