著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

注目の「美川憲一借金裁判」舞台裏…結審直前に和解で決着

公開日: 更新日:

 ピンチヒッターで会見に行くことになった私に、前日に会った須藤氏からこんなアドバイスを受けた。

「主な質問は新聞記者が聞く。トイレ、お風呂、着替えはどうしていたかだけ聞いてきたらいいよ」

 確かに、男性隊員の中で女性がひとり。誰もが知りたくなる素朴な疑問だ。当日、喉元まで出かけたが質問できなかった。

 O氏の会見では想定問答の相談に乗っていた。打ち合わせ後に私も会見場でメディアの中に入っていると自分がどっち側の人間かわからなくなるが、他のメディアに核心となる話を抜かれないことが目的だった。

 それでも会見には不慣れのO氏。緊張感で口を滑らせることもあり、ヒヤヒヤする場面もあったが、なんとか乗り切り、核心となる話は独占できた。

 裁判の争点は貸した証しとなる借用書の存在。歌手と後援会会長として家族ぐるみの付き合いをしてきた仲。借用書があるかは疑問視する声もあったが、「いくらなんでも億単位の金を念書もなく右から左に渡すか」というO氏の強い言葉を信じた。実際、段ボールの中から正式な借用書ではないが念書は見つかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」