お笑い芸人は“超”格差時代に…様変わりする再就職先の実態
漫才のM―1、ピン芸人のR―1、女芸人のTHE Wとお笑い芸人の王座決定戦が花盛り。優勝すれば一夜にして年収が数百倍にもなるというシンデレラストーリーだが、コロナで営業もゼロになり、食えない芸人は増える一方。夢破れて新たな道に進む者も多い。そんな芸人のセカンドキャリアに変化が出てきているという。
ひと昔前はアルバイトの延長で飲食店勤務が本業になるのが王道だったが最近は芸人も高学歴。大卒も多く、PR会社の営業など一般企業のサラリーマンに転職する芸人も増えているという。
「クライアントに『僕、芸人の○○と同期だったんです』なんて言う人が増えましたね。7、8年前くらいは美容外科のPRや営業部門に転職した人が多かった。当時は美容外科がカジュアル化、事業拡大傾向にあったのでトーク力が武器になったのだと思います。そんな人がまた友達を呼び、元芸人の営業マンが増えた。今では部長など、そこそこの役職に就いている人も多いですね」(広告代理店)