男女コンビの新星!蛙亭は「純文学のようなネタ」が持ち味
一昔前までは、男女コンビといえば夫婦漫才と相場が決まっていたものだが、最近のお笑い界ではメイプル超合金や相席スタートなど、夫婦でもカップルでもない男女コンビが増えている。
そんな男女コンビの新星として期待されているのが、岡山県出身の中野周平(30)と宮崎県出身の岩倉美里(30)の2人からなる「蛙亭」である。もともと大阪を拠点に活動していたが、2020年4月に東京に進出した。
岩倉は見た目が愛らしく、普段は宮崎弁でボソボソと話すおとなしそうなキャラクターである。だが、コントを演じるとその印象が一変する。ときには下ネタが含まれる毒の強いネタを演じて、爆笑をさらっていく。
ネタ作りはすべて岩倉が担当しており、相方の中野は完全に尻に敷かれている状態だ。そんな女性上位のコンビの関係性にも、今の時代らしさを感じさせる。
そんな中野の強みは演技力の高さだ。自分のダサさに気付いていない男性など、岩倉が考えたクセのあるキャラクターを巧みに演じている。