著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

談志師匠!老眼水中メガネ、見つけました

公開日: 更新日:

 サハラ砂漠に水が湧く泉を見つけたように大興奮でもう直接その海沿いのマリンショップに向かったのだった。そして……あったー!! ついに老眼水中メガネのありかを突き止めたァ!! されど試練はそこで終わることはなかった……。「で、その方の老眼は何度ですか」「えっ、何度って?」「いえ、老眼の進行状態によって1・5度とか2・0度とか合わせないといけませんので……」「はあ……そういうものなんですか」。その店員さんの言葉に「若いおまえに老眼はわかんない!!」の師匠の声が重なった……。

 とにかく、あとは師匠に度数を確かめるだけと胸はずませ電話をする俺……。

「師匠、老眼の度数ですけど、何度ですか」「だから老眼だよ!」「いや、度数がわからないと……」「バカ野郎、そんなもの自分で考えろ!! ガチャン!!」

 ジリジリと肌をこがす夏がすぐそこまできていた……。

 (つづく)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド