山本舞香の心はヤンキー 負の印象を気にせず貫く自分らしさ
そんな山本も仕事のために上京したばかりの頃は思い悩んでいた。「自分がやりたいことのために東京に来ているんだから家族に甘えちゃだめだ」と考えていたが、16、17歳の頃は寂しさや周囲の大人への不満や不安から、「やめたい」「帰りたい」と何度も家族に訴えるようになってしまっていた(朝日新聞社「朝日新聞デジタル&M」19年7月16日)。
一時は、事務所の社長に仕事を辞めて「キャバ嬢になりたい」と言ったこともあるという。「大人の人を楽しませる、癒やしを与える職業もすてき」だと思っていたからだ(フジテレビ「TOKIOカケル」20年10月28日)。
その頃の心境を彼女は「鳥取で自由に育ってきてる分、大人の人に縛られるっていうのが、耐えられなかったんですよね、その時期は」(同前)と回想する。だが、ある年の誕生日に事務所の社長夫婦から「舞香は舞香らしくしてればいいよ」と言われ、フッと肩の力が抜けて楽になった。
「それから、なにがあっても社長が優しく見守ってくれているという安心感もあって、マイペースでいられる」(東京カレンダー社「東京カレンダー」20年12月26日)という。