山本舞香の強烈目力と凄み “今日俺”女番長役でアンチ沈黙
5日、連続ドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系)が幕を閉じた。“スーパー派遣社員”の活躍を描き、平均視聴率は初回から2ケタをキープ。ただ、ドラマの好調を維持した陰の立役者は新卒派遣社員を演じた山本舞香(22)だともっぱら。最近は活躍が目覚ましく公開中の映画「今日から俺は!! 劇場版」では竹刀を振り回す女番長役で目立ちまくっている。
「山本は空手の黒帯を持つ有段者です。小学1年から始め6年生の時には鳥取県大会で優勝しました。ロングスカートと特攻服という80年代のスケバンファッションが似合うと評判です。『待て、こら!』と叫びながら主人公のツッパリ役を追い掛けるシーンは必見です」(ある演出家)
一方、「ハケンの品格」では22歳の等身大の女性を演じている。今年2月には深夜枠の連続ドラマ「死にたい夜にかぎって」(毎日放送制作、TBS系)で、変態に自分の唾液を売って生計を立てるヒロイン役も演じた。
芸能評論家の佐々木博之氏がこう言う。
「山本さんは“女性版・市川海老蔵”と言いたくなるほど強い目力があります。見た人に強いインパクトを与えるはずです。中1で美少女でおなじみの『三井のリハウス』のCMでデビューしたので、その美貌は折り紙付きですが、ヤンキーの高校生役から大人びた女性役まで演じ分けることができるのは大きな強みと言えます。今、ドラマ界や映画界にはいわゆる“清純派”がたくさんいますが、山本さんのように意志が強そうで少し陰のある雰囲気を持った女優は二階堂ふみさんくらい。稀有な存在です。これから次々に仕事が舞い込みそうです」