東京五輪テレビ中継は何もかもが前代未聞…盛り上げたいけどハシャげないジレンマ

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 カズレーザーに言わせると、「テレビは開催疑問視のスタンスを取っていたのに、どうなるんすかねえ」ということで、一転して応援番組をたれ流したりしたら、今度は「節操がなさすぎる」と笑われる。ワイドショーなどは日本選手の活躍で大騒ぎして、そのすぐ後にバランスを取るためにコロナ感染拡大への懸念、ことによったら緊急事態宣言下の競技会場や街の様子を伝えることになるから、シラけること間違いない。「安全安心を確保して、日本選手の活躍に期待しましょう」と、MCたちはとってつけたように毎日言わなければならないのだからやりにくい。

「アサヒビールが競技場でのアルコール販売を中止したように、スポンサー企業は悪目立ちするのを非常に恐れています。テレビCMも、汗が飛び散るような熱いシーンは避けて、おとなしいものにつくり直してます」(大手広告代理店オリンピック担当者)

 本当だったら、いまごろはスポンサー企業のテレビCMが洪水のように流れていたはずだが、目に付くのは「大会を応援してます」という静かなメッセージだけである。テレビからは、「オリンピックまであと○日!」という熱狂は伝わってこない。

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