東京五輪テレビ中継は何もかもが前代未聞…盛り上げたいけどハシャげないジレンマ

公開日: 更新日:

 カズレーザーに言わせると、「テレビは開催疑問視のスタンスを取っていたのに、どうなるんすかねえ」ということで、一転して応援番組をたれ流したりしたら、今度は「節操がなさすぎる」と笑われる。ワイドショーなどは日本選手の活躍で大騒ぎして、そのすぐ後にバランスを取るためにコロナ感染拡大への懸念、ことによったら緊急事態宣言下の競技会場や街の様子を伝えることになるから、シラけること間違いない。「安全安心を確保して、日本選手の活躍に期待しましょう」と、MCたちはとってつけたように毎日言わなければならないのだからやりにくい。

「アサヒビールが競技場でのアルコール販売を中止したように、スポンサー企業は悪目立ちするのを非常に恐れています。テレビCMも、汗が飛び散るような熱いシーンは避けて、おとなしいものにつくり直してます」(大手広告代理店オリンピック担当者)

 本当だったら、いまごろはスポンサー企業のテレビCMが洪水のように流れていたはずだが、目に付くのは「大会を応援してます」という静かなメッセージだけである。テレビからは、「オリンピックまであと○日!」という熱狂は伝わってこない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」