比嘉愛未「推しの王子様」は視聴率低調でも“わかりみの深さ”で「女オタク」に共感広がる
筆者もさまざまな乙女ゲームをプレイしてきたが、泉美がゲームプレイする時にヘッドホンをしながらプレイしているところは個人的に「あるある!」と思わず興奮してしまった。推しの声を文字通り、漏らさずダイレクトに鼓膜に届けたいと思うからだ。
■推しは生きる力を与えてくれる
「推しの王子様」はそういった「オタクあるある」を楽しむ作品でもある。中には「オタクに対して否定的な意見を持っていた母親の態度が、このドラマを見ている中で軟化した」という漁夫の利を得た人もいたようだ。
オタクとは、「自分の好きを生きる力に変えている」存在であると筆者は思う。ペガサス・インクで働く彼らのように、互いの好きを尊重し、好きから生まれる力で互いを支え合い、新たな「推し」を生み出す活力にして行けたらそれは誰かの「生きる力」を作ることと同義となる。
これからも胸を張って、「推し」のいる生活を続けたいと思う。