ラサール石井
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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

自民党総裁選というたかが猿山の陣取り合戦に狂奔するマスコミに踊らされてはいけない

公開日: 更新日:

「オズの魔法使い」のオズは最初は大きくて怖い大魔王の姿だが、裏から見ればショボい小男だった。あるいは「アラジン」の悪役ジャファーは国務大臣を務める魔法使いで、魔法の力で自らが王になろうとするがアラジンに阻止される。

 どちらも私には菅総理の姿と重なる。

 官房長官時代から官僚の人事を掌握し飛ばされるという恐怖で官僚を操った。記者会見の言葉も少なくほとんどの質問を遮って答えなかった。

 しかし一国の総理ともなれば、もっと大所高所から国家観を持って政治に当たらねばならないのに、総理になっても手法は同じであった。RPGゲームで言えば、総理は「勇者」であるべきなのに、彼は「魔法使い」のままだったのである。

 なによりも大きな国家観がなかった。日本をどうしたいという野望すらなかった。ひたすら政権維持のための政治に終始した。

 支持率というアドバルーンの空気が抜け始めたら、官僚には効果絶大だった「人事」という魔法が自民党内では全く効かなくなったのである。

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