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森暢平成城大学文芸学部教授

元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。

眞子さま結婚を奉祝に転換…TBS系「ゴゴスマ」“手の平返し”に強烈な違和感

公開日: 更新日:

 啞然とするしかない。6日前の「ゴゴスマ」(9月30日)では、眞子さまと小室さんの「今後気になる8つの疑問」の中で、「小室さんの母親の“金銭トラブル”についての説明は」という点を3番目の「疑問」に挙げていた。母親の元婚約者代理人に取材し、交渉に「進展はない」との情報を伝えたばかりだ。6日前には「疑問」であったものが、急に「疑問」が消えたとでも言うかのような豹変ぶりである。

 石井アナは、9月27日の放送でも、小室さんが解決金を早く提示せず、世論の流れを見て急遽提示することになったという、ゲストの東国原英夫氏の説明を鵜呑みにし、「確かにここまでの流れを見るとそうです」などと同調している。

 問題は石井アナだけではない。

■番組は一転お祝いムードに

 コメンテーターとして出演するCBC特別解説委員の石塚元章氏は、9月27日の放送で「(眞子さまと小室さんの記者会見では)国民の関心事は、そういう家族のお金の話とかもありますので、多少なりとも『今、こういう状況ですよ』ってことを聞けるのか、聞けないのか。そこを含ませるのかどうかが大きい線引きというか、ポイントにはなります」と解説した。

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