杉咲花「恋です!」は秋ドラマのダークホース 視聴率初回8.8%も“右肩上がり”の要素テンコ盛り
「前クールの『ハコヅメ』が満足度・視聴率ともに高く、最終回12.6%でしたから、初回1ケタでは物足りないという声もあるようです。が、イマドキは視聴率で不利なラブコメの数字としては妥当なところかと」(前出のエンタメ誌編集者)
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「視聴率と作品の評価は別ものですが、第1話を見た限り、これから視聴率を上げていく要素は十分あると感じました」と、こう続ける。
■ファンタジーに酔えるかシラけるか
「ラブコメは、そのファンタジーに酔えるかシラけるかで大きく評価が分かれます。その点、“頑張る女子とツンデレのイケメン”という最近のラブコメの王道からちょっとズラした“弱視の勝気な女の子と純粋な不良少年”という設定を、シラけさせることなく見せたのは、杉咲さんの演技力と杉野さんの持ってる雰囲気。ラブコメベースですが、ほっこりできる部分は前作『ハコヅメ』が刺さったオジサン層にも受け入れられると思います」
ネット上では〈期待しないで見てみたら意外とよかった〉〈途中から見たら引き込まれて、TVerで最初から見直した〉〈杉咲花と杉野遥亮の身長差が漫画チックで面白い〉など、支持する声が多数。そして〈これまであまり気にしていなかった点字ブロックの存在について、見方が変わった〉〈健常者のモリオが弱視のユキコを“普通”と言った場面にハッとした〉というベタなラブコメにはない感想も。