“有終の美”V6はレアケース SMAPも光GENJIも…ジャニーズ解散の「黒歴史」
岡田の言葉が画期的に聞こえるほど、ジャニーズ事務所は今まで『アイドル=操り人形』というイメージを作り出してきた。
「昔のアイドルは『恋人はいない』と言うことが求められたし、『トイレにいかない』という幻想すらあるほど、ファンにとっては雲の上の人だった。アイドルはそのイメージを保つため、言動が自然と制限され、浮世離れしていました。ファンはそんなアイドルの発言を信じて、熱狂的に応援して多額のお金を注ぎ込みますから、ジャニーズ事務所は急成長していきました。しかし、そんなアイドルの世界はファン以外から見れば奇異に映ったかもしれません」(芸能事務所の古参マネジャー)
■男闘呼組は全国ツアー直前に突然中止
過去にはアイドルの殻を抜け出そうと破天荒な言動をしたグループもいた。
「"ロックバンド"を自認していた男闘呼組は雑誌『宝島』で事務所批判と受け取れるような発言をして物議を醸しました。まだアイドルに対する幻想の残る1990年代前半にグループ内で2人もできちゃった結婚をして、いずれも時間が経ってからバレた。1993年にはメンバーの1人に薬物疑惑が持ち上がり、メリー喜多川氏の逆鱗に触れて、夏の全国ツアー直前に突然中止を言い渡され、事実上の解散に。自由に見えた男闘呼組でさえ、事務所の命令に従うしかなかった。自分たちの意思ではどうにもならない"ジャニーズの闇"があると知らされたようなものでした」(前出のベテラン芸能記者)