SMAPの“反戦歌”「Triangle」が赤丸急上昇も…ファンは永遠にロス状態
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が進む中、2016年に解散したアイドルグループSMAPが05年に発表した楽曲「Triangle」が話題になっている。
同曲は、「破壊でしか見出せない未来の世界を愛せないよ」などと、命や平和の尊さを歌うミディアムバラード。音楽配信サイト「レコチョク」のシングルデイリーランキング(2月27日集計分)では2位に急浮上した。
元メンバーの稲垣吾郎(48)は、パーソナリティーを務めるラジオ番組「THE TRAD」(TOKYO FM=2月28日)で、「平和への願いを込めて」としてこの曲をかけ、同曲は3月1日現在も同ランキングで2位をキープしている。
2日朝放送の「THE TIME,」(TBS系)では、定番となっているピアノの生演奏のコーナーで、ピアニストの永藤まなが同曲を披露すると、SNS上では「涙が止まらなかった」「今こそ世界中で聴いてほしい」などの感想であふれた。放送作家の鈴木おさむ氏は、ツイッターでこう書いている。
〈もし[SMAP×SMAP]が続いてたら、昨日の放送では、きっと『Triangle』を放送していただろうなと思う。歌の力は凄い。あの歌が今こそ、メディアで流れることを願う。きっと沢山の人に届くだろうから。〉
一方、異例の急浮上を伝える「Yahooトピックス」欄には、くしくも同タイミングで、“元メンバーの草彅剛(47)が6年ぶりに民放ドラマに主演”という「女性自身」の記事が並んだ。
「5人揃って歌うことはあり得ない」
スポーツ紙芸能担当記者はこう話す。
「いまだにSMAP関連の記事は嵐の記事と並んでよく読まれるんですよ。ジャニーズの他の若手グループの記事とは比較にならない数字です。やはり『国民的アイドルグループ』だったと実感します」
確かに女性週刊誌では、もともと彼らが「応援サポーター」を務めていた昨年の東京パラリンピック開催時や、昨年末のNHK紅白歌合戦など、ことあるごとに、希望的観測と共に「5人で一夜限りの再結成」などと報じている。解散から6年経った今でも、SNS上では「Triangle泣いてしまう。きっとみんな何かあるたびにSMAPを求めてる」などの声が上がるように、復活を望むファンの声はやまないようだ。
しかしながら、ジャニーズ事務所の内情に詳しいメディア関係者はため息まじりにこう話す。
「ファンにとっては残念でしょうが、5人が揃って歌うことはあり得ないですね。活動休止後の再結成も視野に入れている嵐とは事情が違います。すでに俳優やソロミュージシャンとしての地位を築いたキムタクとマイペースにやっていきたい中居、『新しい地図』としてジャニーズとたもとを分かった3人が交わることはありません。それはジャニーさんやメリーさんが亡くなった今でも変わらない」
ファンには気の毒だが、永遠にロス状態が続くことになりそうなのである。