著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<164>真砂田辺市長はドン・ファンの通夜にも葬儀にも姿を見せなかった

公開日: 更新日:

 それにしても野崎幸助さんの遺言が、なぜ「全財産を田辺市にキフする」だったのか? 真砂充敏田辺市長とドン・ファンが親しい関係だったことを私はよく知っているが、田辺市民はあまり知らないようだ。

 私は2018年にドン・ファン事件の本「紀州のドン・ファン殺害 『真犯人』の正体」を上梓しているが、そこではドン・ファンと市長との関係について全く触れていなかった。

 それは、どうも市長がドン・ファンとの親交を隠したいようだという情報がもたらされたからである。

 金貸しをなりわいにしていたドン・ファンに対して悪印象を持っている市民は少なくないので、そのことに配慮しているのだろうと、私は思っていた。田辺市と合併する前の中辺路町の議員だった真砂氏に選挙資金を貸したのが2人の付き合いの始まりだったらしく、ドン・ファンは白浜の高級ホテルにも市長を呼んで食事を共にしていた。

■「ホテル西洋銀座」でもてなされ…

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド