著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

今やセント・フォースのフリーアナなくして朝のワイド番組は成り立たず?

公開日: 更新日:

 新井恵理那(32)を民放の局アナと勘違いしている人は多いのでは。TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ではお天気キャスターなのにビートたけしに謎のボケで笑わせ、テレビ朝日系「グッド!モーニング」では局アナに交じって笑顔を振りまく。

 他にもTBS系「所さんお届けモノです!」で所ジョージのアシスタント、テレビ東京系「ナゼそこ?」でユースケ・サンタマリアとMCを務め大忙し。

 TBSしか見ない人はTBSの人かな、テレ朝しか見ない人はテレ朝の人かなと思うようなポジションで違和感がない。

 新井はセント・フォース所属のフリーアナ。トーク番組で本人がしゃべっていたが、キー局4社を受けるも全滅し、同社に所属したとか。その割には局アナへの対抗意識をむき出しにして隙あらば仕事を奪ってやるという感じではなく、飄々としているところが愛される理由かも。そう思って油断しているとテレ朝系「グッド!モーニング」のように気がつけば、局アナを差し置いて総合司会の座に納まっている。

お天気キャスターがズラリ

 新井だけでなく、各局の朝ワイドは今や同社なくして成り立たない。働き方改革だかなんだかで局アナを早朝働かせるのはなにかと面倒で、それならアウトソーシングしてしまえというようなことかと察する。とくに多いのがお天気キャスターでフジテレビ系「めざましテレビ」の阿部華也子や皆藤愛子、小野彩香、長野美郷、4月からの林佑香(月~木担当)、谷尻萌(金担当)も歴代セント・フォースタレントが担当。

 フジが牽引してきた女子アナブームのあのキラキラした感じを持ち合わせ、アナウンサーなの? タレントなの? という曖昧な立ち位置ながらいいとこどりしているのがセント・フォース所属タレントで、その需要はますます増えそうだ。ちなみに、現在所属しているのは元NHKバナナマン日村夫人の神田愛花、元読売テレビの川田裕美、元テレビ東京の鷲見玲奈ら。

ズムサタ卒業のモッチーはセント・フォースの取締役に!

 そういえば、先週26日、17年半にわたって日本テレビ系「ズームイン!!サタデー」を支えたモッチーこと望月理恵が番組を卒業したが、その際も番組で長年お世話になった読売ジャイアンツの練習場まで行き、選手たちに別れを告げ、原辰徳監督まで出てきてモッチーにお疲れの言葉を贈り、最後も歴代一緒にやってきた局アナたちがやってきてモッチーの最後を見守るという感動的シーンも。

 そのモッチーは昨年セント・フォースの取締役に就任。フリーアナの出世頭といえそうだ。

 モッチーの後釜には鷲見玲奈が入るが、モッチーほど愛されるか、まずはお手並み拝見。そういえば今、世間を騒がせている小林麻耶も、妹の麻央もセント・フォース所属でしたっけ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  2. 2

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  3. 3

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  1. 6

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  2. 7

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  3. 8

    中井貴一の“困り芸”は匠の技だが…「続・続・最後から二番目の恋」ファンが唱える《微妙な違和感》の正体

  4. 9

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  5. 10

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑