まださようならは言えないけれど…竜ちゃん、謹んでご冥福をお祈りいたします

公開日: 更新日:

 上島竜兵が亡くなったことがいまだに信じられない。毎日テレビなどで報道されているのを見て事実なのだと思っても、そんなわけない、嘘だ、嘘であってほしい、と頭の中で繰り返し悲しさが日増しにジワジワくる。ワイドショーからこの件についての出演依頼が多数来たが断った。

 しゃべる仕事なのだから親が死んだ時でもどんな時でもマスコミ対応をしてきたが、今回はかろうじてコメントは出せたけれど、顔出しはできなかった。竜ちゃん、なんてことをしてくれたんだ! あんたのせいでみんな暗くなっちゃったよ。何に悩んで何に苦しんでいたのかわからないけど、それはないよ。助けてあげられなかった無念さが周りのみんなにどっすんときて、悲し過ぎる。

 誰にも言えなかったのか? 志村さんだってきっと驚いてると思う。竜ちゃんと私は同学年。たくさん仕事もしたね。優しい性格で私ががんを罹患した時にとても心配してくれて、その後も会えばいつも気遣ってくれた。ある時は誕生日にひとりで居酒屋にいたら、可哀想だからって近所のスーパーを駆けずり回ってケーキとワインを買って来てくれた。でも竜ちゃん、こんなところを人に見られたらもっとむなしいよ、と言って大笑いしたね、うれしかったよ、ありがとう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」