“美しすぎる17歳”市川染五郎が高校中退…歌舞伎に全集中の必然
歌舞伎役者の市川染五郎(17)が今春、高校を中退し、歌舞伎に専念していたと発売中の「女性自身」が報じている。
染五郎は都内にある有名私大付属の一貫校に幼稚園から通っているが、高校3年の進級前に中退。中学時代から「美少年」「美しすぎる歌舞伎界のプリンス」と注目され、13歳で写真集を発売するほどの人気ぶり。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演し、その他、声優、モデルなど引っ張りだこで、進級のための出席日数が足りず、今回の決断に至ったという。留年や芸能活動に理解のある高校に転校という選択肢もあるが、染五郎はあえて中退を選択。6月からは歌舞伎座の第2部「信康」の主役を務め、祖父・松本白鸚(79)との共演が予定されている。芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。
「一芸に秀でた染五郎さんにとっては、今、歌舞伎に集中することが大切で、躊躇は一切なかったはず。10代は歌舞伎の世界では子供でもなく大人でもない、役が少ない年頃。そんな中、歌舞伎座で大抜擢され、尊敬してやまない祖父の白鸚さんと共演できるなら学業よりも全力を投じたいところ。彼の17歳とは思えない“流し目”と香り立つ“色気”は唯一無二。まさに千両役者になるべく逸材ですから、松竹も高麗屋ももろ手を挙げて喜んでいるはず。今の子供たちは進路を決めるのも早く、ネットで十分情報を得ているので中退したとしても社会で学ぶべきものが抜け落ちることはない。中退は当然の選択でしょう」
4年前、日刊ゲンダイのインタビューで「新作歌舞伎をつくるのが夢。脚本、音楽も自分で、いつかは海外公演もしたい。そんなことを考えていると常に歌舞伎を連想してしまう」と語っていた染五郎。24時間歌舞伎役者でいられる環境は望むところだろう。