“永遠のアイドル”岡田奈々は63歳いまだ独身…人気絶頂期に起きた暴漢の自宅侵入事件
まだ18歳、指を大けが
「事件」は人気絶頂の77年7月に起きた。堀越高校を同年3月に卒業したばかりの18歳。深夜に自宅窓から侵入した暴漢に襲われる。住まいは8階だったにもかかわらず、侵入したのだ。
果物ナイフを突きつけられた岡田は刃の部分を素手で掴む。指の付け根に20針縫うほどの大ケガをした。
当時の報道によれば暴漢は朝まで居座り、血が付着したパジャマとシーツを岡田のバッグに詰め玄関から出ていった。そのことを09年に前出の事務所社長・高杉が週刊誌で振り返っている。
「部屋に入ったとき、おびただしい血の痕に立ちすくみました。よく指が取れなかったと思うほど、ひどいケガでした。ショックもすごくて、立ち直るまで4年もかかった」(前出の「週刊文春」)
記者会見が開かれたのは事件から3日後。集まった報道陣は100人以上。左手は白い包帯が巻かれ、右手は三角巾という姿。犯人が立ち去るまでの数時間に何があったのか。報道陣もその一点に注目した。
「本当に犯人はけしからんことをしなかったのですか」
岡田は「はい。絶対に何もされませんでした」と答えている。
だが、いまだに真相は闇の中だ。
この事件を機にアイドル人気が下火になったと見られがちだが、事件数日後には仕事を再開している。その後もドラマや映画、歌手活動も続けている。2000年前後からは母親役も目立つようになった。
還暦を過ぎたが、生涯を通していまだ独身。中高年にとっては永遠のアイドルであることに変わりはない。