「舞いあがれ!」に軸ブレ“ちむどんどん化”不安…硬派な青春群像劇のはずが恋バナ中心に?
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の後半戦が4日、スタートした。ヒロインの舞(福原遥)は航空学校を卒業し、航空会社から内定をもらったものの、リーマンショックの影響で採用が延期となる。父・浩太(高橋克典)が経営する工場も打撃を受け、兄の悠人(横山裕)が救世主になるかどうかという展開が注目されている。しかし、ドラマはなぜか舞が久しぶりに交際相手の柏木(目黒蓮)と電話で話をする場面で終わった。
同ドラマは、「空」に憧れるヒロインの舞が、“ものづくりの街”で知られる東大阪と、自然豊かな街・長崎県五島列島を舞台に、さまざまな人と交流しながら、「飛ぶ」夢に向かっていく物語だ。
「12月までの前半戦は気が弱く病弱で、自分を出せなかった舞が高畑淳子演じる祖母が住む五島列島で『空』の美しさに気づき、そして大学生になってさらに『飛ぶ』ことの素晴らしさを知って、航空学校に入ってパイロットを目指すために真っ直ぐに進んでいく様子が描かれました。ストーリーは地味ですが、舞の心情が分かりやすく、シンプルに成長していく姿は見ていて気持ちの良いものがありました。物語の出来としては決して悪くはなかったと思います。ただ、航空学校の途中から、首を捻ってしまうシーンが急に増えてきた印象です」(ドラマ制作関係者)