YMO高橋幸宏さんが70歳で死去…「シティーポップの元祖」が残した世界的功績
「何度かインタビューさせていただきましたが、ロックミュージシャン的な“俺が俺が”感がなく、何かを強く主張された印象がない。都会派で主張も何もさらりと音楽で表現する、すべてにおいてスタイリッシュな方でした」と故人を偲ぶのは、音楽評論家の富澤一誠氏だ。
「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」のメンバーでドラマーの高橋幸宏さんが亡くなったことがわかった。70歳。高橋さんは1978年に坂本龍一(70)、細野晴臣(75)と3人で「YMO」を結成。80年代にテクノブームを巻き起こした。代表曲の「ライディーン」(80年)は高橋さんの作曲。世界的人気を誇り、奇抜なファッションやテクノカットと呼ばれた髪形も話題になった。
高橋さんは2020年8月に脳腫瘍が判明し摘出手術を受け成功。しかしながら21年6月に定期健診を受けた際は「まんまと嫌な予感が当たり、また別の治療始めます」とツイッターに投稿。帰らぬ人となった。