ガーシー議員は結局「バカ者たちの神々」で終わるのか…
中でも今が“旬”なのはガーシーこと東谷義和参議院議員であろう。昨夏の参議院選で28万票超も集めて堂々とセンセイになられたのだから、大物感たっぷりである。
何しろ、政見放送では延々「俳優Sは私が紹介した当時17歳の女子高生とセックスをしております」などと並べ立て、当選した暁には実名で暴露するとのたまい、下半身ネタ大好きな若者だけではなく、中年男女たちをも熱狂させたのである。
老害にむしばまれている国会という場で、ジジイたちは出ていけと正論を吐いてもらえるものだと期待していたのだが、ドバイかどこか海外にいて、一向に日本に戻って登院する気配がない。
参院は懲罰にしろ除名だと大騒ぎ。結局、「本会議に出席して屈辱的な陳謝文を読め」と決議し、本人に通告された。だが、ガーシーセンセイのことだから、よもや受諾することはないだろうと思っていた。
当選後一度も登院しないで除名されれば、「日本政治の愚劣さを具現化した男」として末代まで名が残る。しかし、多くの支持者たちの熱い期待を裏切って、素直に帰国して陳謝すると報じられている。ガッカリしたのは私だけではないだろう。