市川猿之助にのしかかる賠償金地獄…映画「緊急取調室」公開中止なら20億円請求の可能性

公開日: 更新日:

 進むも地獄、退くも地獄か。心中事件を主導した歌舞伎俳優・市川猿之助(47)を今後、待ち受けているのは“親を手にかけた”という十字架を背負い続けることと、無限の借金地獄だという。

 猿之助が出演していた映画「緊急取調室 THE FINAL」の公開延期が映画製作委員会と東宝によって正式に発表された。

「最悪の場合はお蔵入りになりますが、どうやら猿之助の出演シーンだけ撮り直しするようです。猿之助本人が今回の心中事件に関連し、何らかの罪に問われる可能性が高いからです」(映画関係者)

 昨今の日本映画界は出演者が起こしたトラブルによる公開延期や中止といった自主規制は廃れつつあったというが……。

「映画作品に罪はありません。ましてや映画は観客がお金を払って見に行くことで成立するメディアです。嫌なら映画を見なければいいわけです。だからこの1~2年間でお蔵入りや延期になった映画は存在しなかったんです」(テレビ局映画関連プロデューサー)

 ところがこの映画に限っては、猿之助は現職の総理大臣役であり、かつ被疑者という設定。現実に連日、取り調べを受けている猿之助を彷彿とさせるシーンが映画に登場するという。

「映画のキャッチフレーズも『最後の敵は、内閣総理大臣』です。猿之助は映画の中である事件の被疑者として主演の天海祐希から執拗に責められます。さすがに製作委員会メンバーも弱腰になったようです。仮に映画がお蔵入りになった場合、製作費は10億円程度ですが、上映を予定していた映画館にも補償しなければならない。どんなに安く見積もっても、損害賠償請求は20億円は下りません」(映画関係者=前出)

 それゆえ、猿之助のシーンは代役を立て撮り直しをする方向だとみられているという。それでもそれにかかる経費は、猿之助に請求される可能性が高いと、この関係者は話す。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

    「踊る大捜査線」12年ぶり新作映画に「Dr.コトー診療所」の悲劇再来の予感…《ジャニタレやめて》の声も

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  4. 4
    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

    阪神岡田監督の気になる進退 来季続投がスジだが…単純にそうはいかない複雑事情

  5. 5
    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6
    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

    大谷への理不尽な「ボール球」ストライク判定は差別ゆえ…米国人の根底に“猛烈な敵愾心”

  2. 7
    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

    巨人・岡本和真「急失速の真犯人」…19打席ぶり安打もトンネル脱出の気配いまだ見えず

  3. 8
    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

    新関脇・大の里の「大関昇進の壁」を親方衆が懸念…看過できない“練習態度”の評判

  4. 9
    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

    高橋一生「ブラック・ジャック」高視聴率も続編困難か…永尾柚乃“完璧ピノコ”再現に年齢の壁

  5. 10
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し