「楽しい」をつくり続けてきたテレビタレント中山秀征の矜持
「和気あいあいとしてるものを垂れ流してるっていうような(批判があった)。生ぬるさをつくってるわけじゃないですか、こっちは」「(『DAISUKI!』で)行き当たりばったりみたいなのをやってると、それが生ぬるいっていうことになって、全体的に俺がやってることが生ぬるいと」(テレビ東京系「あちこちオードリー」21年7月7日)
それでも中山は「悪評も評のうち」と気に留めず「楽しい」雰囲気をつくり続けた。「『空気がいい』とか『あの番組に出たい』と思わせるような番組作りをしたい。僕はずっと、いい番組は『あの番組は楽しそう』という空気がにじみ出ると信じてやっているので」(「東洋経済オンライン」=前出)と語るのだ。冒頭の番組で中山はキッパリと言った。
「テレビをやっている人たちが、もうテレビは何もできないとか、テレビはつまんないとか、言っちゃいけないと思うんだよね。テレビはできるよって言わないと」
それが「楽しい」をつくり続けてきたテレビタレント・中山秀征の矜持だ。