横山やすしの弟子ひろしが明かす 妻「春やすこ・けいこ」けいこのうつ闘病と夫婦コンビ結成まで
横山ひろしさん(漫才師/76歳)
金ピカ衣装でお金持ちのお坊ちゃまキャラに扮するなどして“ホラ吹き漫才”で笑わせてくれ、上方漫才大賞も受賞した漫才コンビ「横山たかし・ひろし」。赤いハンカチを噛みながらホラを吹いていたたかしさんが4年前に亡くなり、多くのファンに惜しまれた。残された相方・ひろしさんは今、どうしているのか。
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「たかしが亡くなった後、嫁とコンビを組み夫婦漫才をやらせていただいています。彼女は結婚してから子育てに必死でほとんど活動してなかったから、漫才で人前に立つのは約20年ぶり。3年経って、いい感じになってきましたよ。もう彼女のほうが、コンビをリードしつつあります(笑)」
大阪市内の所属事務所で会ったひろしさん、まずはこう言った。嫁というのは、1980年代の漫才ブームに高い人気を誇った「春やすこ・けいこ」のけいこさん(64)だ。20年ぶりとはけいこさんも思い切ったが、ひろしさんも70代で夫婦漫才とは、仕事でも家でも顔を突き合わせてキツそうだが……。
「たかしが亡くなった後、事務所から勧められたのもありますけど、自分でも、年やから他人と組むのは難しいと思ったし、結婚前に嫁とテレビの企画で恋人漫才をやったこともあったので、いけるかな、と。もう一度舞台で華やかな衣装を着て、自由にやらせたら、彼女は生き生きできるんちゃうかな、と思ったんです。実は嫁が50代のとき、5、6年うつ病を患っていたんです」