尽きることない好奇心 黒柳徹子に「人生の総決算」なんて考えはない
「私、死ぬ気がしないの」
(黒柳徹子/テレビ朝日系「大キョコロヒー」6月17日放送)
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今年の8月で90歳になる黒柳徹子。今も現役バリバリで活躍している。そんな黒柳が漏らした一言を「この言葉が徹子さんだよなあって。本当にすてきだと思って」と天海祐希が明かすと、なぜか天海と黒柳徹子が徹子のモノマネをしながら、連呼し始めた。その一言が今週の言葉だ。
黒柳徹子の代名詞のひとつになっている「徹子の部屋」(テレビ朝日系)は50年近く続いているが、本人は飽きることはないという。その好奇心は「生まれつき」のもので「色々なものに興味が湧いて夢中になってしまう性格」(朝日新聞出版「AERA」16年10月3日号)なのだと自己分析している。その好奇心によって活動の場も広い。
ユニセフ親善大使などを務め、福祉活動も積極的に行い、世界各地を飛び回っているため、エピソードもいちいちスケールが大きい。例えば1996年、ユニセフの番組の撮影のため、テレビ朝日の取材班とともにボスニアを訪れた。サラエボからモスタルに移動する道中で、バスごと拘束されてしまったのだ。内戦直後の緊張状態にあった地。まさに命の危機に直面した。