著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

元AKB48野呂佳代は遠回りしながらも全力を尽くしたからこそ花開いた

公開日: 更新日:

「自分の意思がちゃんと入ったものって、たぶん初めてなんですよ」
 (野呂佳代/フジテレビ系「内村と相棒」6月28日放送)

  ◇  ◇  ◇

 バラエティー番組はもちろん、いまや役者としても評価の高い、元AKB48の野呂佳代(39)。同期で親友の大島優子との関係性を歌った曲が配信でリリースされるということで、自ら監督となり、MVを撮影し、完成。充実感いっぱいに語った言葉を今週は取り上げたい。

「30代ラストでもっと大人にならないといけないって思っていた時に、いい体験をさせていただいた」と彼女は続けた。

 幼い頃から役者を夢見ていた野呂は、その足がかりとして22歳の時、AKB48のオーディションに年齢も詐称し、写真も加工して応募した。実際の面接で「誰だよ」という空気が流れるも「この子がスタイル良くなって奇麗になっていく過程があったら面白いよね」という秋元康の意向で、合格(テレビ東京系「あちこちオードリー」2023年1月12日)。やがて選抜から外され「劇場の番人」のような存在になった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動