TV局の「ジャニーズ離れ」がジワリ加速…広告業界は“ステルス降板”で大手企業ほどCM起用に二の足

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広告に支えられているテレビ業界にもジワリ影響が

 それに対して地上波テレビの“ジャニーズ頼み”の体質は今のところ変わっていない。夏の大型音楽番組では、「FNS歌謡祭 夏」(フジテレビ系)は相葉雅紀が、「THE MUSIC DAY」(日本テレビ系)は桜井翔が司会を務め、ジャニーズのタレントが大量に出演。

「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)など冠番組も変化なし。2000年の「V6」から、ジャニタレをメインパーソナリティーとして起用し続けている「24時間テレビ 愛は地球を救う」(日テレ系)は今年は「なにわ男子」がメインパーソナリティー。

 さる日テレ関係者が声を潜めてこう話す。

「視聴率や物販など、営業的な判断により、現在のところ変更などの予定は全くない。むしろ他局とは逆に、うちはジャニタレを積極的に使っていこうという機運もあるようだ。ただしスポーツの国際大会やCMなどでジャニーズ排除の動きが進んでいくと、スポンサーの意向も出てくるだろう。今回、バレーボールW杯でジャニタレの起用をやめたことの影響は大きく、そうした流れが加速する可能性はある」

 広告業界やそれに支えられているテレビ業界のジャニーズ離れは、静かに進んでいくかも知れない。

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