福原愛“反撃主張”も…専門家が指摘する「国際結婚と共同親権」の難しさ、「息子連れ去り」ドロ沼化の一途
五輪の卓球女子団体銀メダリスト、福原愛(34)と元夫の間の子どもをめぐる騒動で、1日、福原側の代理人弁護士が声明を発表した。
先月27日、元夫でリオデジャネイロ五輪卓球台湾代表の江宏傑氏(34)が会見を開き、福原の「長男(4)の連れ去り」を主張。江側の大渕愛子弁護士は引き渡さなければ福原を「未成年者誘拐罪で告訴する選択肢も検討する」と発言。これに福原側の弁護士代表をつとめる今里恵子弁護士は「本件とは全く事実関係が異なっており、福原愛さんの行為がその判例により刑法犯に該当する余地は全くありません」と主張している。
メディアに出演するコメンテーターや弁護士の意見も割れ、長期化は免れない様子で、間に挟まれた長男はもとより台湾に残された長女(5)ら子どもたちを心配する声も多い。家族問題評論家の池内ひろ美氏は「国際結婚と共同親権の難しさがある」としてこう続ける。
「離婚する際、福原さんは台湾で生活していたので、台湾の法律に従い共同親権にならざるをえなかったのでしょう。福原さんは共同親権なので誘拐罪にはあたらないし、判決が出たからといって罰則規定はありません。それを公の場で母親を犯罪者呼ばわりするのは子どもにとってどうなのかと江氏側の弁護には疑問を感じます。パフォーマンスが先行し、両親を戦わせるような弁護というのは避けるべきでは。本来は子どもたちを傷つけないように調停で話し合いが行われるのですが」