富田望生は“主人公の気のいい親友役”がよく似合う個性派女優
17年に公開された「あさひなぐ」は西野七瀬・白石麻衣ら当時の乃木坂46メンバーがメインキャストを演じた映画だったが、主要登場人物ではひとりだけグループ外の女優からの助っ人・補強選手的に富田望生が、太っていることから「トンカツ」「丸太」という今ならコンプラ的に炎上しそうなあだ名で呼ばれる先輩生徒役を演じた。
雑誌で同映画の特集が組まれて富田にもインタビューしたが、共演した西野らについて「撮影中はアイドルというより、ひとりの役者さんに向き合っている感覚が強かったです」(「日経エンタテインメント!」17年10月号)と語り、真剣な表情に俳優としての意識の高さを感じた。
19年には「妄想エレベーター」(読売・日テレ系)で連ドラ初主演。ラジオパーソナリティー、モデル、Eテレの小学生向け番組など、マルチな活躍を見せている。
彼女が幅広い層に支持されているのは、散歩道で出会ったらうれしくなるモフモフした犬(犬種はビアデッドコリー)のような魅力があって、ドラマやCMに彼女が出てくると幸せな気持ちになれるからだと思う。