福田淳氏が社長に就任したらジャニーズ新会社はこう変わる “外部の人間”だからできること
新社長に就任が決定的といわれるのがコンサルティング会社代表の福田淳氏。日大芸術学部出身の福田氏は映像事業大手「東北新社」に入社。その後、ハリウッドなどでエンタメの仕事に携わり独立。タレントのエージェント業務など幅広く事業を展開する。女優・のんが能年玲奈時代、所属事務所とのトラブルでテレビ界から追放されていたときにエージェント契約を結び、「一部の古い芸能事務所の体質改善」と、のんが自由に芸能活動できる下地をつくった。
元SMAPの3人がテレビに出られなかったときも、「忖度をなくすべき」と呼びかけるなど、既成の芸能界とは違う考え方でやってきた人物。創設者のジャニー喜多川氏と氏とは水と油のような関係。その人を招聘したことは評価されている。
外部の導入で似たようなケースが夢グループ代表・石田重廣氏の歌謡事業への参戦である。
歌手の所属事務所に出演交渉していた石田氏を「通販会社の社長が畑違いの仕事ができるはずがない」と見ていた。石田氏は兄弟デュオ「狩人」のマネジメントをきっかけに歌手の輪を広げ、「ひとりではもう会場をいっぱいにできなくても、何人も集まれば満席にできる」と、通販で商品を買う高齢者と結び付けた。