旧ジャニーズが生む更なる悲劇…「ジャニーズ性加害問題当事者の会」40代男性が死亡

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズ事務所による犠牲者がまたひとり、出てしまった。創業者である故ジャニー喜多川氏による連続性加害で、その毒牙にかけられた元所属タレントらでつくる「ジャニーズ性加害問題当事者の会」メンバーの40代男性が大阪府内の山中で首つり自殺していたのだ。

 この男性も、ジャニー氏からの性被害を実名で告発していた。そしてその後、SNSなどで誹謗中傷を受けていた。自殺現場近くには遺書のようなメモが残されていたという。警察は男性の氏名を公表していない。

「年代などから、この人物ではないかとの憶測が出回っています」と言う当事者の会に近いマスコミ関係者が、こう続ける。

「往々にして、ジャニヲタとも呼ばれるファンは思い込みがはげしく、熱烈に応援する一方、いわゆる『推し活』のなかで、ちょっと何かあると、根拠もなく平気で誹謗中傷を繰り返したりする。ジャニー氏の性加害問題では、ジャニー氏がやったことは悪いけれども、それによって、自分たちの推す旧ジャニーズやタレントまで批判されるのはおかしいと思い込んでしまう。そして、何の瑕疵もない相手であろうと当たり散らす。性被害者である当事者の会への批判などは、まさにそれ。悪質な誹謗中傷をこれでもかと浴びせかけたのではないでしょうか」

 言葉による誹謗中傷の標的にされていたとすれば言語道断ではないか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド