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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

やす子の愛らしさの裏に潜む 今までバカにしてきた人を見返す反骨心

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「よくこれで出てきたなあって」
やす子TBS系「お笑いアカデミー賞2023」12月23日放送)

 ◇  ◇  ◇

「ORICON NEWS」が発表する「2023年ブレイク芸人ランキング」で「一発屋で終わらず、CM・ドラマなど多方面で活躍」したなどと評価され、堂々の1位に輝いた自衛隊芸人・やす子(25)。番組では「2月に1回休みがあって300連勤くらい」などと明かし、23年の「最優秀多忙賞」を文句なしで受賞した。

 そんな彼女とは全く質の違う忙しさで同賞にノミネートされたコットンに言い放った言葉を今週は取り上げたい。その愛らしいキャラクターとは裏腹に、時折見せる毒っ気や反骨心も彼女の魅力のひとつだ。

 彼女の反骨心がよく表れた出来事のひとつは「THE W」(日本テレビ系)への出場だろう。大ブレークを果たし、もはや出る必要はない。けれど、芸人一多忙の中、「タレントじゃなく、私は芸人です」とネタを仕上げ、決勝進出を果たしたのだ。それは並大抵のことではない。

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