著者のコラム一覧
ラリー遠田お笑い評論家

1979年、愛知県名古屋市生まれ。東大文学部卒。テレビ番組制作会社勤務を経てフリーライターに。現在は、お笑い評論家として取材、執筆、イベント主催、メディア出演。近著に「お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで」(光文社新書)などがある。

サルゴリラが紆余曲折の末つかんだ「キングオブコント」史上最年長王者の栄冠

公開日: 更新日:

 昨年10月に行われたコント日本一を決める大会「キングオブコント」で優勝を果たしたのは、赤羽健壱と児玉智洋のお笑いコンビ・サルゴリラだった。当時44歳と43歳の2人は史上最年長のチャンピオンとなった。彼らがこの栄冠をつかむまでには紆余曲折があった。

 幼稚園からの幼馴染みだった2人は、吉本興業のお笑い養成所「NSC東京」に入って芸人としての活動を始めた。年下の松橋周太呂と共にお笑いトリオ・ジューシーズを結成した。

 トリオとしての活動は最初のうちは順調だった。ネタの面白さには定評があり、若い女性客が集まる劇場ではそれなりの人気を得ていた。同時期に舞台に立っていたパンサー、ジャングルポケットと3組で「333 トリオさん」という深夜番組も始まった。

 だが、ジューシーズの勢いはここで頭打ちになった。ほかの2組は徐々にテレビで活躍するようになっていったが、ジューシーズだけはなかなか芽が出なかった。

■松橋のブレークきっかけにジューシーズは解散も…

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動