加速するメディアの「政府広報化」…問題の本質を見誤ると、物事の矮小化を生む
「漏らさず伝える」ことは報じる側の自己満足で終わる危険性
新年早々に日本を襲った能登半島地震で現在も被災地は厳しい状況が続く。しかし、それを伝えるメディアの報道に違和感を覚える点は少なくない。例えば1月2日、NHKは『岸田首相「一刻も早く現地に救助へ 手段を尽くすよう指示」』というニュースを出し次のように報じている。
《今回の地…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り3,833文字/全文3,973文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】