“伝説の映画監督”長谷川和彦がついに新作? SNSで「助監督公募プロジェクト」始動
「撮れないのは苦しいぞ。自分のせいだという思いもあるからな。ただ、もう1本撮らんと死ねんだろう。マジにそう思うよ。もう1本撮れば、2本目もあるかもしれないが、まずは1本だ。もう1本、映画を撮って死ぬぞという気持ちにはなっている」
撮りたいという気持ちは燃やし続けているようだ。
企画、アイデアを自身のSNSでも募っていた。それについては、同紙にこうコメント。
「ヒントとしては、俺の映画は主人公が自分より少し若い。そうなると、70歳くらいになる。ただ、老人と思わないでほしい。Facebookで友達申請をしてくれれば承認して受け付ける。どんなに長くても短くてもいい。長谷川に『こういう映画を撮ってみせろ』というような提案をMessengerでしてほしい」
長谷川監督は映画監督を高3の時に志した。そして東映で助監督をしていた友人の兄からのアドバイスで大学(東大)に進学、さらにアドバイスに従って映画会社の助監督試験を探したが、当時日本映画は斜陽で、どこも助監督を採用しなくなっていた。その際、故・今村昌平監督のプロダクションが助監督試験を実施、それに合格して映画界への道を切り開いた。そうした経歴もあり、かつての自分のような若手育成のために、助監督公募プロジェクトを立ち上げた可能性も。“ドキドキわくわく”の新作が楽しみである。