原菜乃華の映画「恋わずらいのエリー」採算ギリギリ大苦戦…宮世琉弥との“黄金コンビ”の誤算
今春の話題作として前評判の高かった映画「恋わずらいのエリー」(松竹)が、想定外の“不入り”となっている。観客動員数は公開3日間で約10万5000人、興行収入は約1億2800万円。このままだと最終興収は5億円前後と、派手なプロモーションを考えれば採算ギリギリで終わりそうだ。
同作品は2015年から少女マンガ月刊誌「デザート」で連載が始まり、全12巻の累計発行部数が210万部を突破している藤もも氏の原作漫画を実写化。今年の「第47回日本アカデミー賞」新人俳優賞を「ミステリと言う勿れ」(東宝)で受賞した原菜乃華(20)と、「恋する母たち」(TBS系)や「パリピ孔明」(フジテレビ系)で注目度も高い宮世琉弥(20)というフレッシュなダブル主演で業界関係者の間では話題になっていた。
特に原は小栗旬(41)が社長を務める芸能プロダクション「トライストーン」の将来を担うと目される女優のひとり。一方の宮世も山崎賢人(29)や横浜流星(27)の期待の後輩として「スターダストプロモーション」が猛プッシュしている役者。それなのに、興行的に伸び悩んでいる現状に「こんなはずじゃなかった……」という劇場主の悲鳴が聞こえてきそうだ。