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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

フジが青井実アナ抜擢の吉凶…「元NHK」ブランドで“夕方ニュース戦争”巻き返しは至難のワザ

公開日: 更新日:

 大きく動くのがNHK。昼から新たに始まる情報番組を夕方も引き継ぎ局アナ2人で担当する。

「好調な日テレもTBSも昼の情報番組からニュースに突入する編成で視聴者を掴んでいる。NHKも両番組を意識している。今年は一年を通して大谷選手の話題は必須ネタ。映像や現地取材の人材の豊富さで昼から対抗するのでしょう。あなどれないと思う」(放送関係者)

 日テレ、TBS、テレ朝の3強といわれる夕方の激戦区に挑むのがフジテレビ。女子アナのMCが続いていた「イット!」に元NHKアナの青井実を抜擢した。青井は、“内部でなにかあった”とささやかれた2月中旬の中途半端な時期に退社して話題を集めた。22日に会見した青井は退社時の不手際を詫び、「本当の新人のような気持ちでスタートしたい」と抱負を語った。青井の魅力は結婚しても変わらない爽やかさ。ほとんどかむことがない高いアナウンススキルもある。夕方のニュースの巻き返しを狙うフジの期待は大きい。

 元NHKアナの肩書は業界のブランド。フリーになっても活躍している人も多い。「報道ステーション」の大越健介、4月から音楽番組の司会をする有働由美子、1年前に独立した武田真一。他にも元記者だがジャーナリストとして引っ張りだこの池上彰、タレントに転身して成功した神田愛花もいる。TBSと専属契約を結んでいる膳場貴子も忘れてはならない元NHKアナ。4月からは日曜朝の人気番組「サンデーモーニング」に関口宏の後釜として就任する。錚々たる顔ぶれだがイマイチな人もいる。登坂淳一はフジの「プライムニュースイブニング」に就任予定もスキャンダルが報じられ自ら降板。住吉美紀もフジの昼番組「知りたがり!」の司会に抜擢されたが天気予報時に謎のヨガを見せる話題も空振り。わずか1年で降板した。

 そんなトラウマを気にすることもなくフジは青井でリベンジに挑む。「二度あることは三度ある」か、「三度目の正直」か。

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